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安定のバディミステリィ
東野圭吾のベストセラー小説マスカレードシリーズの第2弾。
前作『マスカレード・ホテル』に続き、木村拓哉扮する刑事の新田と今回はホテルコンシェルジュに昇進した長澤まさみ・山岸尚美とのパティもの。
年末の大晦日・カウントダウンパーティーの仮面舞踏会がクライマックスのミステリー。
犯人はちょっと意外でした。二転三転とさすが東野圭吾、かなり凝っています。
前作に続き伏線とかミスリードが多く観終わった後も少し頭が混乱しますが、キムタクと長澤まさみのやり取りが心地いいので爽快感があります。
人を疑う刑事と人を信じるホテルウーマン、この二人が対照的で味があります。
警察もホテルも現在社会でこれだけプライドを持って働いている人も少ないのでは。
特にホテル・コルテシア東京側の社員教育は徹底されています。警察組織は相変わらずで管理官がいて係長がいての犯人逮捕第一の縦割り組織、反対にホテルはお客様の要望やワガママには何でも聞く徹底ぶり、こんなこと普通はしないだろうがと思う事までやってくれます。ホテルに不可能はないといった感じ本当のプロなんですね。好対照の2つの組織が私にとっては面白かったです。
第3弾もあればまた観たいと思う良作です。