マスカレード・ナイト

マスカレード・ナイト

『マスカレード・ナイト』とは、東野圭吾による長編ミステリ小説。「マスカレード」シリーズの第3作にあたる作品である。2017年9月15日に集英社より書き下ろしで単行本が刊行されたのち、2020年9月には集英社文庫版が刊行された。
物語の舞台となるのは、前作に引き続き一流ホテルの「ホテル・コルテシア東京」である。警視庁に寄せられた匿名通報をきっかけに若い女性の殺害事件が発覚し、やがて犯人が同ホテルで開催される年越しカウントダウンパーティー「マスカレード・ナイト」に現れるという新たな密告状が捜査一課へと届く。かつて同ホテルで潜入捜査を担当した警視庁捜査一課の刑事・新田浩介(にった こうすけ)は、再びフロントクラークに扮してホテルへ潜入することになる。一方、前作からコンシェルジュに昇格していた山岸尚美(やまぎし なおみ)と再びタッグを組み、500人もの仮装した参加者が集まる華やかなパーティー会場の中で、顔の見えない犯人を突き止めるべく極秘の捜査に挑む姿が描かれている。
緻密な謎解きとホテルマンとしてのプロフェッショナルな矜持が交差する上質なミステリーとして大きな話題を呼び、2021年には鈴木雅之の監督により映画化された。前作『マスカレード・ホテル』に引き続き主要なキャストやスタッフが続投し、新田浩介役を木村拓哉、山岸尚美役を長澤まさみが演じた。

Tak1035のレビュー・評価・感想

マスカレード・ナイト
7

安定のバディミステリィ

東野圭吾のベストセラー小説マスカレードシリーズの第2弾。
前作『マスカレード・ホテル』に続き、木村拓哉扮する刑事の新田と今回はホテルコンシェルジュに昇進した長澤まさみ・山岸尚美とのパティもの。
年末の大晦日・カウントダウンパーティーの仮面舞踏会がクライマックスのミステリー。
犯人はちょっと意外でした。二転三転とさすが東野圭吾、かなり凝っています。
前作に続き伏線とかミスリードが多く観終わった後も少し頭が混乱しますが、キムタクと長澤まさみのやり取りが心地いいので爽快感があります。
人を疑う刑事と人を信じるホテルウーマン、この二人が対照的で味があります。
警察もホテルも現在社会でこれだけプライドを持って働いている人も少ないのでは。
特にホテル・コルテシア東京側の社員教育は徹底されています。警察組織は相変わらずで管理官がいて係長がいての犯人逮捕第一の縦割り組織、反対にホテルはお客様の要望やワガママには何でも聞く徹底ぶり、こんなこと普通はしないだろうがと思う事までやってくれます。ホテルに不可能はないといった感じ本当のプロなんですね。好対照の2つの組織が私にとっては面白かったです。
第3弾もあればまた観たいと思う良作です。