聖剣伝説3 / TRIALS of MANA / Seiken Densetsu 3

聖剣伝説3 / TRIALS of MANA / Seiken Densetsu 3

『聖剣伝説3』は1995年にスクウェアから発売されたスーパーファミコン用のゲームソフトである。『聖剣伝説』シリーズの3作品目であり、基本的なバトルシステムは『聖剣伝説2』と同様で、「マナ」の設定も引き継がれている。ストーリーも「マナ」を巡って各国が争いあい、それに主人公が巻き込まれていくものとなっている。ただ、今作は特定の主人公は設定されておらず、6人の中から主人公を選ぶことができ、後半ラストボスのストーリーは大きく分けて3パターン用意されている。
シリーズ最後のスーパーファミコンのソフトとなるが、グラフィックと音楽はスーパーファミコンとしては最高水準のものであった。2020年にはフルリメイクとなる『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が発売された。
上述の通りストーリーはマナの設定が引き継がれ、前ストーリーには無かったマナストーンが登場。世界はこのマナストーンによるマナエネルギーで均衡が保たれていたが、マナの減少が起き始め世界が危機に。加えて世界各国がマナの力を争いはじめ、戦乱が起き始めてしまう。主人公である、デュラン、アンジェラ、ホークアイ、リース、ケヴィン、シャルロットは自らの国が起こした戦乱、もしくは被害を受けた国の人間としてマナの権力争いに巻き込まれ、マナの聖地から来たフェアリーと共にマナを守るために奮闘することになる。

6imashmao1219のレビュー・評価・感想

聖剣伝説3 / TRIALS of MANA / Seiken Densetsu 3
7

リメイクとしては良作

昨今、様々な作品のリメイクやリバイバルと言った名称で昔のタイトルの掘り起こしを各メーカーがしている。
新規IPで売れないよりも既存IPをリメイクする事で昔のプレイヤー層に一定は売れるだろうと言う、販売戦略での見込みが立ちやすいからだと言われている。
今回の『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』に関しては販売戦略での成功と「これで良いんだよ」的なリメイクの仕方がマッチした作品だと思う。
元々のゲーム性は損なわずに操作の方法を変えたり現代のグラフィックに置き換えて声を入れるなどの古いプレイヤーに配慮しつつも現代のプレイヤーが違和感の無いような作り方にされていた。
古くないと言えばリメイクである以上古臭さはあるがそれが前面に出ることは無く重箱の隅をつつくようなことをしなければ十分受け入れられるような作りだった。
トロフィーをコンプするためには最低3周はする必要があり、その為に長い時間をかけることなく引継ぎ要素も入っているのがうれしいところ。
レベルやある程度のアイテムを持ち越せるため1から始めることが無いようにできている。
元のゲームがSFC時代の物なので音楽に思い入れがある人が多い模様。
この音楽だとこのゲームと言ったお決まりの物があった時代ゆえの物ともいえる。