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普通の定義
上映していた頃から気になっていた作品。
「普通ってなんだろう」というテーマを元に作られた作品だったが、これがなかなか面白く、2020年邦画ベスト1かもしれないと個人的には思った。
予備校講師である大野康臣(成田凌)と、その生徒・秋本香住(清原果耶)の2人関係。
「勉強」では康臣が教える立場だが、「普通」を教える時は
香住が教えているという対立構造。
てか普通とは…をテーマにしているので、ほとんど先生は香住の方だ。
その2人のやり取りが面白い。
テンポがいいんだよね。
たまにクスッと笑える部分もあるし、あ、これはアドリブで話しているなってところもあるし、「性格は相反しているけど、相性は良い」というお似合いな2人だなって思う。
もっとこの2人を見てみたいって思わせるくらい楽しい二人組。
同じことを繰り返さない。
思っていることをそのまま口に出さない。
難しい言葉、固い言葉を使わない。
普通の会話ってそういうもんだとは言うけれど、そもそもそう言った普通の定義って人それぞれだし、難しいよね。
だから自分にとっても普通だと思っても周りからしたら普通じゃないことはたくさんある。
そういう意味で、あまり自分の中で普通を作らないようにしようって思った。