ゼノブレイド / Xenoblade Chronicles / Xenoblade Definitive Edition / ゼノブレイドDE

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、任天堂より2010年6月10日に発売されたRPGである。開発は『ゼルダの冒険 ブレスオブザワイルド』などを手がけるモノリスソフト。
「巨神」と「機神」という2対の神の骸の上の世界で、主人公「シュルク」が神剣「モナド」を振るい、戦いのない世界を目指すサイエンスファンタジー。
総監督を務める高橋哲也が手掛けた「ゼノシリーズ」とは、直接的にストーリーや世界観は関係していないが、デザインや用語など繋がりを感じさせるものが多数存在している。
2015年には3DSとWiiIUにも移植され、2020年にはNintendo SwitchでグラフィックやモデリングをHD解像度にしたほぼリメイクに近いリマスター版「ゼノブレイド ディフィニティブエディション」が発売された。
移植版、リマスター版を含め、全世界で約320万本売りげている。
2011年の日本ゲーム大賞で優秀賞を受賞。
発売当時から広大なマップの探索やシームレスで行われるリアルタイム戦闘、王道だが飽きさせないストリーが評価され、Wiiの作品を評価するシステムで最高評価である「プラチナランク」を獲得し、システムが終了するまで3年以上維持し続けた。これは最高評価の維持期間としては最長を誇っている。
2017年には続編の『ゼノブレイド2』が、2022年には1と2を結ぶ作品として『ゼノブレイド3』が発売されている。

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ゼノブレイド / Xenoblade Chronicles / Xenoblade Definitive Edition / ゼノブレイドDE
9

壮大な世界観と魅力的なストーリー

はるか昔、人の神である巨神と、機械の神である機神が争い、相打ちとなったその躯の上に広がる大地がテーマのアクションRPG。主人公シュルクが、機神兵によって殺された幼馴染の復讐の旅に出る事から始まる、わかりやすくも惹き込まれるストーリーとなっている。人間と機械の戦いというよくあるありきたりなストーリーではあるが、ものすごくその内容、ストーリーに引き込まれた。人間と機械それぞれの交錯する考え、主人公の復讐と成長の物語、臨場感のあるバックグラウンドミュージック。王道的RPGの展開ながらも、私たちプレイヤーが熱くなれるシーンなど、近代におけるRPGの中でも五本の指に数えられるほどの名作となっている。また、このゲームの良さは話の展開の良さというだけではなく、巨大なフィールドを駆け回ることができる等のプレイヤーの自由度の高さ、も理由のひとつになっている。広大なマップがあることによって、探索要素や、強いモンスターを見つける、美しい景観を探すなど、楽しみ方を多様化している。ストーリークリア時間実に50時間を超える歯ごたえのある内容であるにも関わらず、RPG初心者にもとてもわかりやすいゲーム内容となっている。未プレイの方には自信をもってお勧めしたい。