宇宙の仕組みについて興味がある方必見です!
宇宙を舞台にしたSF映画は数多くありますが、その中でもこの映画はどこまでもリアリティを追求された映画になっています。科学的な監修にノーベル賞も受賞した宇宙物理学者のキップ・ソーン氏を迎え、監督は何よりもCGを嫌うあのクリストファー・ノーラン氏。
舞台は近未来の地球。環境汚染はほとんど飽和点に達し、小麦すら育てられない状態です。人々は科学的な進歩を諦め、日々襲ってくる砂嵐や食糧難に耐えながら、何とか人間らしい生活を営もうと努力しています。元NASAの飛行士で今はトウモロコシを育てて生計を立てる主人公の男もその内の一人です。妻を早くに亡くした彼は厳しい環境の中、残された息子と娘を祖父の力を借りながら何とか育てています。そんなある日、父親のことを大好きな娘が自分の部屋で奇妙な現象が起きることに気付き…。
現実的な宇宙の法則に則って綿密に計算された上で製作されたドラマティックでスリリングなこの映画の見どころは、何と言ってもその映像美でしょう!誰一人目にしたことのないブラックホールの映像には、息を呑むような迫力と真実味があります。重力差によって生じる時間のずれには驚きます。「愛は時空を超える」というテーマがこの映画のストーリーの土台になっていることにも注目です!