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原作とのギャップが楽しいレゴ映画
バットマンといえばダークな雰囲気が印象的ですが、このレゴ世界で展開されるバットマンは陽気な作風となっていて、非常に見やすいです。
バットマンことブルース・ウェインは世界一の大富豪にして夜な夜な悪をとっちめるヒーローという二つの顔を持っています。
バットマンが今回も宿敵ジョーカー率いる名だたる悪党集団を一人で制圧し、ゴッサムを守り、市民からの声援を受けながら豪邸に帰るとそこでは独りぼっちでした。
執事のアルフレッドのこともあくまで執事としてしか見ておらず、亡き両親の写真を眺めるばかりで寂しさは紛れません。
そんな彼と、新任のゴッサム市警本部長であるバーバラ・ゴードン、そして同じく両親をなくし孤児になっていたディック・グレイソンとの出会いが、バットマンの孤独な人生に変化をもたらしていきます。
バットマンを知っている人ならば思わずクスッと笑ってしまうような小ネタから、バットマンのヒーローとしてのルーツや歴史を感じさせる場面もあり、ファンだけでなく新規の方も入りやすい内容になっています。
ギャグや展開のテンポも小気味よく、見ていて飽きず、また、同じくレゴ映画である『LEGO ムービー』との関連を思わせる描写もあり、そちらも含めて楽しめることでしょう。