幼なじみのサッカーバカ3人の青春物語
小さな頃から一緒にサッカーをやってきた幼なじみの高校生3人が、全国制覇を目指してたくさんの競合チームと戦っていく物語。
主人公のトシは、中学時代に掛川西中学で幼なじみのミッドフィルダーの平松とゴールキーパーの白石と3人で掛西トリオのトリプルアタックで知られる存在であった。トシは、その頃高校サッカー界で天才と言われていた掛川高校で監督兼キャプテンをやっていた久保に憧れ、掛川高校のサッカー部に入る。しかしある試合中に久保は伝説となる11人抜きを達成し、そのままピッチに倒れてしまい、試合を続けることが出来なくなってピッチを去る。実は久保は白血病を患っており、先が長くないことを知ったうえで試合に望んでいた。そしてピッチを去る時にトシに一言「トシサッカー好きか?」と声をかける。トシはその頃思うようにサッカーが出来ず、サッカーが嫌になっていたので「好きです」と回答が出来なかった。そのまま久保は白血病で亡くなってしまい、トシは久保に回答が出来ないままになってしまう。
トシは元々右利きだったが、久保に後に幻の左足と言われる左足のシュートを見出される。
その後、仲間に支えられながらトシはサッカーを続けていき、久保に見出された幻の左を武器に数々の強敵を倒していく。
一試合の攻防が手に汗握る展開で描かれていて、ページをめくる手が止まらなくなる。