チェンソーマン / Chainsaw Man

『チェンソーマン』とは、藤本タツキが描くダークファンタジー漫画である。『週刊少年ジャンプ』にて第1部「公安編」が2019年1号から2021年2号まで連載され、第2部「学園編」が『少年ジャンプ+』にて2022年7月13日より連載されている。
「悪魔」と呼ばれ人間の恐怖心を原動力とする怪物が存在する世界で、亡き父親の借金を肩代わりさせられ貧乏な生活を送っている少年デンジとチェンソーの悪魔ポチタは、共に悪魔を倒しながら「デビルハンター」として生計を立てていた。
ある日、仕事を斡旋しているヤクザに騙されデンジとポチタは殺害されてしまうが、ポチタがデンジの心臓となることでデンジは「チェンソーの悪魔」となる力を手に入れ復活を果たす。その後は現場に駆けつけた公安のマキマに拾われ公安所属のデビルハンターに所属することになる。
欲望に忠実で協調性や一般常識など無視した新感覚な過激バトルシーン、予想を超える展開で人気を博し、2021年には宝島社『このマンガがすごい!2021』オトコ編で1位に選出され、2022年10月からはテレビ東京系列でアニメが放送された。

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チェンソーマン / Chainsaw Man
10

圧倒的センスによる次世代型少年マンガ『チェンソーマン』

『チェンソーマン』は、2018年12月~2021年12月までちょうど2年間ほど週刊少年ジャンプで連載された少年マンガです。
単行本はすでに1100万部を売り上げている大ヒット作品です。『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』に次ぐジャンプの次世代ヒット作品と言えます。
また、海外での人気も凄まじく、Youtube上にて公開されたMAPPAの予告PVでは海外圏からのコメントで埋め尽くされていました。

爆発的にヒットしている『チェンソーマン』。その人気の理由はいくつかありますが、特に重要な理由は「スピーディーなマンガ展開で読者を飽きさせない」というところにあるでしょう。『チェンソーマン』はテンポがとても良く、読んでいて全くストレスを感じさせません。かなり内容の濃いマンガですが、たった11巻で第1部が完結しています。
多くのマンガはキャラクターのバックストーリーにかなりの紙幅を費やします。もちろん感情移入はしやすくなるでしょうが、テンポは悪くなります。それにより途中で離脱する読者もいるでしょう。
『チェンソーマン』では、バックストーリーにページを使うことがほとんどありません。書いたとしてもサラッと紹介して終わりです。これは現代のマンガのテンポ感と非常にマッチしていると言えるでしょう。