Fukushima 50

bcfreeのレビュー・評価・感想

Fukushima 50
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原発の恐ろしさ・家族とのかかわり方が学べる

この『Fukushima 50』という映画を見て、家族との関わり方や何気ない日常を大切に生きなければと感じました。

当時、原発内の作業員の方たちが命がけで作業していなければ、原発が爆発して大量の放射能を浴びることになっていたはずです。さらに津波以外で多くの人が被害に遭っていたと思います。
原発の恐ろしさを知り、原発との向き合い方を改めなければいけないと思わされた映画です。

3.11の地震が起こり、原発内の電源が落ちて復旧作業に当たる中、原因が分からなかった作業員たちは地下に海水が溜まっていることを知ります。
原発に津波が来るという想定を全くしていなかったため、現場は海水を見るまで津波が来たことが分かりませんでした。
それだけの大地震が起きたという事実を知ります。
現場も「一刻も早く手を打たなければ」という状況で、政府が間に割って入ってきます。政府と現場のやり取りが上手くいかず、パニック状態でした。政府は現場のことがわからず、軽はずみな発言が多くあり、現場を混乱させました。
絶望的な状況でしたが、色々な奇跡が重なり、2号機の爆発を逃れることになりました。
被害を最小限で抑えることに成功し家族のもとに帰ることが出来た作業員たちは、安心したと思います。

家族の大切さと同時に、原発の怖さ、日本政府は対応を改めなければいけないことを知ることができました。
一度は見るべき映画だと感じました。