ライフ・オン・ザ・ロングボード

ライフ・オン・ザ・ロングボード

『ライフ・オン・ザ・ロングボード』(原題:LIFE ON THE LONGBOARD)とは、2005年9月10日に公開された日本映画である。監督は喜多一郎が務め、主演は大杉漣が務めた。定年退職を迎えた中年男性が、亡き妻との約束を果たそうと種子島でサーフィンに奮闘する姿を通して、第二の人生と家族との絆を描いた人間ドラマである。主演の大杉漣は53歳にして自身初となるサーフィンに代役なしで果敢に挑戦した。
大手食品会社「株式会社マルカネフーズ」の経理部長代理として仕事一筋に生きてきた米倉一雄は、55歳で定年退職を迎える。3年前に妻を病気で亡くし、長女の瞳は結婚、次女の優との関係もギクシャクしたままで、退職後の膨大な時間を持て余していた。そんな折、江の島の実家を訪れた一雄は、生前に妻が「いつか二人で行こう」と語っていた種子島の美しく綺麗な海と、若き日に自分がロングボードに悪戦苦闘していた思い出を振り返る。一雄は亡き妻との約束を果たすべく、単身種子島へ渡り、ロングボードに乗るという周囲からは無謀とも思える挑戦をスタートさせる。

Stonpsanxyのレビュー・評価・感想

ライフ・オン・ザ・ロングボード
6

55歳、サーフィン始めました!

米倉一雄(大杉漣)55歳が主人公。
定年退職後、第二の人生で全くやりがいを見つけられない日々。一念発起しロングボードでサーフィンを本気で始める話であるが、年齢関係なくサーフィンを始めたい人には必見!この映画はサーフィンを始めるにあたり海を知り、ローカル(地元住民)を知るきっかけになるだろう。
まず一雄がサーフィンを始めよう!と決意し、実行する覚悟に感服…。どんな夢でもそうだが、いつかやりたいではなく、やると決めたら鎌倉から種子島へ移住する実行力(しかもシャツインにリュック背負って山登りするような格好で…笑)に尊敬する。環境のせいにして中々できないのが人間であるのだから…。
そんな彼の覚悟をローカルサーファーである憲太(小栗旬)や愛子(浅宮美果)は、年齢や見た目ではなく純粋にサーフィンをしたいという一雄の思いを受け止めた。またその思いをローカルの中で繋いでくれて彼らのリーダー的存在・銀次(勝野洋)に伝わり、銀次は一雄にサーフィンを教えてもらう師匠になった。
また銀次はサーフィンの技術だけではなく、海に対する敬意等も一雄に伝えた。そしてラスト、一雄はサーフ服で軽トラにボードを乗せちゃって、「良い波がきているよ!」と波を見る目も養い、本物のサーファーになったのだ!
サーフィンを始めるには覚悟と、ローカルや海への配慮があれば誰でもできる。これはそんな気持ちになれる映画だ。