ほろりと温かい涙がでてくる、甘酸っぱい恋と友情の物語。
青春の、甘酸っぱくもほろ苦いけれど最後はハッピーエンドで終わるマンガが読みたい!
そんな方には高野苺先生のorange(オレンジ)をおすすめします!
全6巻なので時間がある時にいっきに読むことができます!
「あの時こうしておけばよかった」
誰しも1度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「逃げてばかりじゃなくて勇気をだしていればよかった」
「そうすれば私たちの今も変わっていたかもしれない」
「翔の未来も…」
過去の自分に今自分が感じている後悔をしてほしくないから、手紙をだす。
そんな本来ならありえないことが起こった世界で物語ははじまります。
舞台は長野県松本市。
主人公の高宮菜穂は高校2年生。控えめで自分のことより他人のことを優先しがちな女の子です。
始業式の日に人生初の寝坊してしまい、遅刻しないように朝バタバタと急いでいる時に自分宛に届いた1通の手紙を見つけます。
送り主は高宮菜穂。自分の名前が書いてありました。
そこには10年後未来から、自分に宛てたと書かれており、どうしても叶えてほしいことがあるとありました。
最初は疑わしく思っていた菜穂ですが、未来を見てきたかのように書かれていることが現実にも起こります。
始業式の日に東京から成瀬翔というかっこいいけれど、どこか影のある男の子がやってきます。
友達である、実は菜穂のことが好きな須和、元気いっぱいの女の子アズ、見た目はクールだけど友達思いな貴子、眼鏡でどこかいじられキャラの萩田。
そして菜穂と翔。
6人は自然と一緒に行動するようになり、仲良くなるなか、菜穂は翔のことをだんだんと好きになっていきます。
そんななかでも手紙には何故か自分と翔に関することで、叶えてほしいことが次々と書かれていました。
手紙が本当に10年後からきたのだったら、何をさせたいのだろう…。
菜穂は疑問に思います。
一方、翔は仲良しな菜穂たちにも言えない心の闇を抱えていて…。
と、話は続きます!
菜穂と翔、そして須和の3人の恋の関係や友情、翔の闇をみんながどう助けるか、ハラハラドキドキする展開ばかり。でもところどころ思わずプッと笑えるとこも!
物語のラストの題名であるorange(オレンジ)に込められた本当の意味を知ることになります。
みんな幸せになってよかった~!と思えること間違いなしです!
大人になってしまった人、今青春真っ盛りの人、もちろん男の人も楽しめる作品です。