マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE

マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE

「マキシマム ザ ホルモン」とは、日本を代表するミクスチャー・ハードコアロックバンドである。結成当時のバンド名は「Maximum The Hormone」だったが、メンバーチェンジを経て現在のバンド名となった。略称は「ホルモン」。ファンの総称は「腹ペコ」。メンバーは、上ちゃん(うえちゃん)、ダイスケはん、ナヲ、マキシマムザ亮君(マキシマムザりょうくん)の4名。マキシマムザ亮君は、ナヲの弟である。1998年に八王子で結成され、2004年にメジャーデビュー。2008年に発売したシングル『爪爪爪/「F」』の「F」が『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇中歌に起用され話題になった。2013年にリリースしたアルバム『予襲復讐』がオリコンアルバムチャートで3週連続1位を記録する大ヒット。翌年の「第6回CDショップ大賞2014」では大賞を受賞した。2022年には、ヨーロッパでツアーを開催。4都市で5公演を行った。日本だけではなく海外でも人気があり、ニューヨークやヨーロッパでの公演のチケットを完売させている。

pfunk777のレビュー・評価・感想

マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE
10

マキシマムザホルモンのメッセージ性の熱さ

マキシマム ザ ホルモン。何処かで一度は聞いたことがあるバンドではないでしょうか。
当時私は学生でしたが、稲妻が走るくらい衝撃的なバンドに出会い感化されていました。
そんなバンドを今日は紹介していきたいと思います。

マキシマム ザ ホルモンとは、一言でいえば「何を言っているか分からない事を叫び散らかす」ようなバンドです。
ですが歌詞カードを見てみると、その一つ一つに作詞である「マキシマムザ亮くん」の熱い思いやメッセージ性がありとても奥深いものがあります。
ポップな曲も多く一つのジャンルに絞られない音楽性もあり、各メンバーの演奏技術も高いです。
また、何を言っているか分からない歌詞が時には英語のようにも聞こえて、ファンの中には空耳英語歌詞として投稿する者もいます。

このバンドで特におすすめしたい曲が2曲あります。
「ぶっ生き返す」と「シミ」です。
「なんだこの曲名」って思うかもしれませんが、ちゃんと深い意味が込められた曲になっています。
この2曲には共通点があり、それは現代社会における若者へのメッセージ性が込められてます。

例えば毎日嫌なことが続いたり、会社で上司から怒られたりでもしたら気持ち的に辛くなったりしますよね。
結果も残さなくてはならない、あいつよりいい結果だして爪痕を残してやる!
そう思って頑張っても時には気落ちして、生きる事が辛くなったりするかもしれません。
社会や人から押しつぶされて殺されてしまうのではないか?
「そんな地の底の底のまで行ってしまった自分自身をぶっ生き返す!!」
「爪痕なんていつか消えてしまうから俺は、こびりついて落ちないシミを残してやる!!」
なんていう思いが込められているのが「ぶっ生き返す」と「シミ」です。

最初はただただ音楽がカッコイイな~なんて思って聴いていましたが、あとあと歌詞解説を見て聴いてみると全然違う思いで聴けたのを覚えています。

もちろん、バイブスを上げたい人にもおすすめです。
その一方でバイブスの裏に隠れてるメッセージ性を見て聴くのも、マキシマム ザ ホルモンのファンには欠かせないことです。

皆さんにも好きなバンド、ミュージシャンがいるかもしれません。
でも、僕に騙されたと思って一度聴いてみてください。
きっと心の中の何かが変わると思います。