すばらしきこのせかい It's a Wonderful World

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すばらしきこのせかい It's a Wonderful World
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【ストーリーネタバレ含む】最新作発売間近!ゲーム『すばらしきこのせかい』

2021年7月27日に発売されるゲーム『新すばらしきこのせかい』は、13年前にニンテンドーDSでスクウェア・エニックスから発売された『すばらしきこのせかい』の続編にあたる、ファン待望の作品です。

今回は、新作を楽しむために『すばらしきこのせかい』をプレイしていない方向けに、軽いストーリー解説と個人的なレビューを書いていこうと思います。
『すばらしきこのせかい』は、東京都の渋谷を舞台としたRPGゲームです。主人公は何らかの理由で死んでしまい、目を覚ますと死神が支配する“裏側の渋谷”に捕らわれていました。自分が何者なのかも分からないまま、それを考える暇もなく、生き返るために「死神ゲーム」に参加することになります。
死神ゲームの参加料は自分の一番「大切なもの」を1つ没収されることで、自分の参加料は「記憶」だと知った主人公は、失った記憶を取り戻すために、そして生き返るために、同じ世界で出会ったパートナーと共に7日間の死神ゲームを生き残るべく戦いを繰り広げます。

漫画を読み進めるようなデザインの会話シーンは、キャラクターの動きが少ないながらも感情表現がしっかりと読み取れます。重要なシーンはアニメーションで描かれ、多くのプレイヤーに緊張感や衝撃を与えたことでしょう。そうしてストーリーが進む度にどんどんこの作品に引き込まれていきます。
当時の渋谷の街並みを忠実に再現しており、ゲームマップは見覚えのある場所ばかりです。
装備品や回復アイテムはブランド品やジャンクフードなどで、お店に通う度に店員と仲良くなるシステムなどは「現実で冒険をしたらこうなるのかな?」と感じるもので、非常に斬新かつ今までにありそうで無かったゲームデザインに衝撃を受けました。
登場人物は、「いかにも渋谷に居そう!」と言いたくなるような個性的なキャラクターばかりです。
そして、現代のEDMやロック、ヒップホップにのせて繰り広げるバトルはとても奥が深く、ニンテンドーDSの特徴でもある上下の2画面を巧みに使ったバトルシステムは、やり応え抜群です。
それぞれのプレイキャラクターも個性が強く、携帯が攻撃手段だったり、スケボー少年がトリックを決めながら攻撃をしたりします。主人公の攻撃手段は何百通りもの組み合わせがあり、人によってプレイスタイルが全く違うのも非常に面白かったです。
DSソフトとは思えない程のやりこみ要素があり、当時夢中になった人は何十時間、何百時間もプレイしていたことでしょう。

根強いファンが世界中に存在し、13年越しの新作発売を成し遂げた『すばらしきこのせかい』、是非みなさんも一緒に、今度は令和の渋谷を冒険しに行きませんか?