僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia

『僕のヒーローアカデミア』とは、堀越耕平が『週刊少年ジャンプ』で連載している漫画、及びそれらを原作とするアニメ、ゲーム作品。舞台は多くの人が超常能力「個性」を持つことが当たり前の世界。そこでは個性を悪用する敵(ヴィラン)を取り締まる「ヒーロー」が憧れの存在となっていた。ヒーローを夢見る少年、緑谷出久は何の能力を持たない「無個性」だった。これは出久が「最高のヒーロー」になるまでの物語である。

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僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

人生初の教訓になるような、大好きな漫画です

人口の8割が個性という特異体質をもって生まれる世界。そんな中、無個性として生まれた主人公デク(緑谷出久)がスーパーヒーローを夢見て仲間と共に成長していく物語です。
一つ目のおすすめポイントは、個性豊かなキャラクター達です。様々な個性を持ったキャラクターが登場しますが、個性と名前が連動していてとても面白いです。例えば、蛙吹梅雨(あすいつゆ)ちゃん。個性はカエルです。舌を伸ばしたり壁に張り付いたり、カエルっぽい事は大体出来ます。カエルが連想されるような名前です。次は瀬呂範太(せろはんた)くん。個性はテープ。肘からテープが出たりします(笑)。セロハンテープっぽさがある名前ですね。他にも、上鳴電気(かみなりでんき)くん、葉隠透(はがくれとおる)ちゃん、耳郎響香(じろうきょうか)ちゃんなどなど、面白い名前のキャラ達がいます。沢山のキャラクターが出てくる作品だと「キャラと名前が一致しない…」ということも多々ありますが、個性と連動しているのでとっても覚えやすいです!
二つ目のおすすめポイントは、人生の教訓になるような名台詞が数多くある事です。個性を活かして悪者を退治するヒーローの、熱く強い言葉達は、人生のためになるようなものも多いです。私が一番好きなセリフは、大嫌いな父親の力を受け継ぎ心を閉ざしていたクラスメイトの轟焦凍(とどろきしょうと)くんに主人公のデクが言った、「君の!力じゃないか!!」です。“大嫌いな父親から受け継いだ力”だと思っていた轟焦凍くんに、「それは君の力なんだよ」と伝えた一言でした。世界中が涙です。他にも、ヒーローの数だけ名言が生まれています。
主人公デクがスーパーヒーローになるまでの成長を見届けながら、仲間も自分も成長していける、そんな作品です。