半妖の夜叉姫 / Yashahime: Princess Half-Demon

半妖の夜叉姫 / Yashahime: Princess Half-Demon

『半妖の夜叉姫 壱の章』(はんようのやしゃひめ いちのしょう)とは、高橋留美子の漫画作品『犬夜叉』の十数年後の世界を描いたアニメ作品。
女子高生の日暮かごめと半妖の少年犬夜叉が、現代と戦国時代を行き来しながら繰り広げた大冒険から十数年。2人の姪であるとわは、幼い頃に生き別れた双子の妹せつなと再会するが、彼女は夢の胡蝶という妖怪によって過去の記憶も失っていた。かごめと犬夜叉の娘であるもろはも加わり、かつて彼女たちの親がそうしていたように、3人は現代と戦国時代を行き来しながら大冒険を繰り広げる。

whoyoutan1のレビュー・評価・感想

半妖の夜叉姫 / Yashahime: Princess Half-Demon
8

犬夜叉の行方

高橋留美子原作の漫画の多くがアニメ化される中、2020年に放映された『半妖の夜叉姫』は『犬夜叉』の続編であり完全オリジナルストーリーとして制作された。
『犬夜叉』を知っているだろうか?戦国時代にタイムスリップしてしまった女子中学生・日暮かごめと、戦国時代に封印されていた半妖の少年・犬夜叉、そしてその仲間たちが四魂の玉を集めながら宿敵奈落を倒すという物語だ。一番の見どころは、犬夜叉とその仲間たちの恋模様、ではなく、多彩なキャラクターの織りなす巧みなストーリーと、舞台設定である戦国時代を活かしたアクションシーンの数々だろう。全56巻の長編作品となった作品だが、シリアスなシーンとギャグシーンが巧みに組み合わさり、つい一気読みをしたくなる面白さである。
そんな傑作『犬夜叉』の続編である『半妖の夜叉姫』は、ファンの間ではとにかく期待された作品であったのは言うまでもない。何よりもこのアニメの主人公は、『犬夜叉』が連載されていた当時の人気投票一位である犬夜叉の兄・殺生丸の双子の娘たちであるから、発表された時はとにかく沸いた。さて中身、と言いたいところだが、こちらは完結していない。2021年に第二期が放送されることになっている。ファンにとってはこの待ち時間でさえ嬉しいのだから、『犬夜叉』の魅力は底知れない。