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BUMP OF CHICKEN 2nd アルバム THE LIVING DEAD の魅力
2000年にリリースされたBUMP OF CHICKENの2ndアルバムについてです。
このアルバムの1番の魅力がアルバム一枚を通して一つの物語になっているコンセプトアルバムであるところです。ある一人の男性が涙の音に導かれて、その涙の主に色んな物語をプレゼントするところから始まります。涙の主が読む物語が以降の楽曲となっています。その物語は、周りに猛反対されても自分の信じた道を進み続ける話や、都会に敗れた人物が自分の故郷に帰ってくる話、愛をくれた飼い主のために命をかける黒猫の話、最愛の人との別れの話、運命に弄ばれ自分の夢さえも忘れてしまう人の話、自分で自分自身を縛りつけてしまっている人の話などがあります。そして最後の曲、Endingで男性は涙の主に「これらの物語の登場人物はすべて君の味方だ」と告げます。そして男性は新たな涙の音に導かれて去っていきます。
歌詞、メロディー共に非常に魅力があり、18年前のアルバムですが今の若い人でもすごく気に入るような作品となっています。楽曲の作詞作曲のほとんどをボーカルの藤原基央さんが行っています。藤原さんの歌声も、スッと耳に入ってくるような歌声でカッコよく、聴いているだけで自分もカッコよくなれた気分になります。老若男女に愛される作品になっております。