神様、僕は気づいてしまった

神様、僕は気づいてしまった

神様、僕は気づいてしまった(かみさま、ぼくはきづいてしまった)とは、日本のロックバンドである。略称は「神僕(かみぼく)」。
メンバーの詳細なプロフィールは公開されておらず、楽曲のメッセージ性をストレートに伝える目的からMVやライブ等でも覆面姿で活動を行っている。どこのだれかが持つ特徴的なハイトーンボイスと、東野へいとを中心とした作詞・作曲による緻密な楽曲展開を強みとする。
略歴として、2016年11月にスマホゲーム主題歌「だから僕は不幸に縋っていました」で活動を開始した。2017年5月にテレビドラマ『あなたのことはそれほど』の主題歌に起用されたシングル『CQCQ』でメジャーデビューを果たし、スマッシュヒットを記録した。同年7月に1stミニアルバム『神様、僕は気づいてしまった』、2019年5月には1stフルアルバム『20XX』をリリースし、初の東名阪Zeppツアーを開催した。アニメ『映像研には手を出すな!』のエンディングテーマ「名前のない青」やゲーム『Death Come True』主題歌「インナーサークル」などのタイアップを手掛けたほか、2021年には楽曲世界観を元にした漫画展開も行われた。

mocoron561のレビュー・評価・感想

神様、僕は気づいてしまった
10

若者ではなくなってきた若者に聞いてほしいアーティスト

2021年現在、アラサーと呼ばれる世代の自分にとって、最近流行りのアーティストというものがもうすでにわからなくなってしまった。
もちろん、まだ若くありたいという気持ちからか、『official髭男dism』だとか、『あいみょん』などはチェックしたものの、「これが今の流行りなのね」、とうまくハマれず、年齢を感じ始めた。
そんな中、『神様、僕は気づいてしまった』というバンドを知った。
名前なのか曲名なのかすらわからないアーティストで、しかも覆面をかぶっている。
また「うまくハマれないんだろうなあ」と思いながら、『CQCQ』という曲から聞いてみる。
ボーカル”どこかのだれか”(という名前)の中世的な声に、すっきりとシャープなメロディライン。
何よりも、歌詞が心地よい。
最近のアーティストに自分がハマれない理由がわかった気がした。
神僕の歌詞は明るくない。
他の楽曲もだが、恋愛や夢というようなものはなく、絶望や逃避、モヤモヤと気だるげでも生きていくしかないという諦め、そのような印象だ。
学校を卒業し、惰性的に働き、いつのまにか若かったということしか覚えていない自分がぼんやりと考え目をそらしていたような想いが形になったような曲だ。
何かを肯定も、応援するではなく、遠くでもがき苦しむ同年代の想いが、透き通るような声やメロディで作られている。
久しぶりに共感し、素直に聞くことができるアーティストに巡り合えた。