薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

u_sukeのレビュー・評価・感想

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薬屋のひとりごと
10

とても惹き込まれる!

元々小説だったものをコミカライズした漫画のようですが、なぜか2社から別々に漫画が発刊されています。同じストーリーを描いているはずなのにそれぞれ独自に描かれている部分があり、新しい発見もあるのでどちらも手に取ってみましたが、両方とも集めたくなりました。最終的に漫画をすべて読み終えたら小説も読んでみたいものです。

内容としては、花街で薬師をしていた女の子が山で薬草を集めている途中で人さらいに遭い、宮中で働くことになるのですが、彼女のスキルと勘の鋭さ、推理力などを活かして次々と難事件を解決していくミステリーです。
この主人公がとても頭の回転が速く、周りの人との掛け合いもテンポ良く進むのでアッという間に読み終わってしまいます。
始めは電子書籍のお試し版から入った私ですが、手元で何度も読み返したくなる衝動に駆られて本屋で単行本を買い集めるまでになりました。
主人公の恋愛も気になりつつ、メインのミステリーがこれまた期待を裏切るオチが待っていたり、うまく伏線回収できたりと緩急がつけられており、本当に痛快な一冊です!
また、時代設定や世界観は現代日本とは全く異なるのですが、絵がとても綺麗でストーリーの中に惹き込まれます。