名探偵コナン 天国へのカウントダウン

haou007のレビュー・評価・感想

名探偵コナン 天国へのカウントダウン
10

こんなすごいパニックアクション映画観たことない

『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』を初めて見た時の興奮はわすれない。名探偵コナンといえば事件と推理がメインなのだが、どういうわけか名探偵コナンは劇場版になると推理そっちのけで爆発、崩壊、破壊がメインになる。この傾向は劇場版第一作『時計仕掛けの摩天楼』から始まり(本作でラジコン飛行機が大爆発し、コナンくんを含め少年探偵団の3人が爆風で吹き飛ばされるシーンを見た時から、このシリーズは外れがないと確信した。そして、その確信は今でも変わらない)、この第5作目で頂点を極めたと思っている。中盤まではいつもの殺人事件が話の軸となるが、そのあとの展開がとにかくすごい。犯人が分かった後の高層ビルでの突然の爆発。そして火災。最初は大したことではなように思えたものが一瞬にして状況が一変する演出。炎と煙に包まれたビルの崩壊。これだけでもう満腹なのだが、この映画の本番はここから!コナンと蘭の決死の脱出。一度脱出したコナンが危険を冒して再びビルに戻り、少年探偵団とともに再び奇跡の大脱出!月並みな表現になってしまうが、ハリウッド映画でも、ここまでスピード感あふれるパニックアクション映画はないと思っている。未見の方は、ぜひ本作をご覧いただきたい。