名探偵コナン 天国へのカウントダウン
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(めいたんていコナン てんごくへのカウントダウン)とは、2001年4月21日に公開された日本のアニメーション映画である。劇場版『名探偵コナン』シリーズの第5作目であり、同シリーズの5周年記念作品にあたる。監督はこだま兼嗣が務め、上映時間は100分、興行収入は29億円を記録した。キャッチコピーは「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!!」。
概要として、本作では原作者の青山剛昌が景色をテーマに掲げ、第1作『時計じかけの摩天楼』で工藤新一(くどう しんいち)が脚光を浴びた西多摩市を舞台に、1974年公開の映画『タワーリング・インフェルノ』のようなパニック要素を取り入れた作品として企画された。主人公・江戸川コナン(えどがわ コナン)の宿敵である「黒ずくめの組織」が劇場版に初登場し、元メンバーの灰原哀(はいばら あい)にスポットが当てられている。そのため、従来よりも新一と毛利蘭のラブコメ要素を抑え、少年探偵団が全編を通して本格的に活躍するストーリー構成となった。また、黒ずくめの組織のメンバーであるジンやウォッカ、灰原の姉である宮野明美(みやの あけみ)、警視庁鑑識課のトメさんといったテレビシリーズのキャラクターが劇場版に初登場した。
ストーリーは、コナンや少年探偵団が阿笠博士(あがさ ひろし)とのキャンプの帰り道、西多摩市に完成したばかりのツインタワービルへ立ち寄る場面から始まる。現地で毛利小五郎(もうり こごろう)、毛利蘭(もうり らん)、鈴木園子(すずき そのこ)と合流したコナンは、ビルのオーナーである常盤美緒(ときわ みお)、日本画家の如月峰水(きさらぎ ほうすい)、市議会議員の大木岩松(おおき いわまつ)、ビルの設計者である風間英彦(かざま ひでひこ)らと出会う。しかしその夜、ビル内のホテルで大木が刺殺され、現場には割れた猪口が残されていた。続いて専務の原佳明(はら よしあき)も自宅マンションで殺害され、同一犯による連続殺人事件へと発展する。一方、ツインタワービルのオープンパーティー当日、会場の照明が落とされた隙に美緒が吊り上げられて殺害される事件が発生する。コナンが事件の真相を解明した直後、原が持ち去ったデータの消去と灰原の殺害を目論む黒ずくめの組織によってビル内に仕掛けられた爆弾が爆破され、ビル全体が炎と停電に包まれる。真犯人は富士山の眺望をツインタワービルによって遮られたことに憤怒した如月であり、残された猪口は分断された富士山を象徴していた。コナンは自殺を図った如月を眠らせた後、炎上するビルからの脱出を模索する。
- 総合評価9.7点
- 関連記事数0記事
- レビュー数3レビュー
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)