きみの瞳が問いかけている

きみの瞳が問いかけている

『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。

go-1093509458329552539370のレビュー・評価・感想

きみの瞳が問いかけている
9

純度の高いラブストーリー!

目の不自由な女性(吉高由里子)と、過去の過ちに翻弄される元キックボクサー(横浜流星)のラブストーリー。
駐車場でのバイトをきっかけに出会った2人が次第に恋に落ちて行くのだけど、そこには切ない運命が待っていて…というお話で、テンポの良い展開が心地よく、あっという間の2時間だった。
とくに2人が恋に落ちてからのラブラブシーンがとても美しくて、役者さんのビジュアルなどはもちろん、その雰囲気も全てひっくるめて肯定できるような幸せな演出が最高。
純粋な2人の気持ちが伝わってきて思わずキュンとしてしまった。
普段ラブストーリーを見ない人にもおすすめしたい!
2人には切ない運命が待っているわけだけど、その壁にどうやって向き合うか、が丁寧に描かれていた。
後半、横浜流星君が一生懸命になるシーンには思わず心打たれる。
ボロボロになる横浜流星もこれまたかっこいい…!
最後の最後まで驚きの展開が詰まっているし、BTSの主題歌もあいまって作品の世界観を強調させるような爽やかな仕上がりになっているので、丸ごと楽しめるかと!
まっすぐに生きる登場人物たちの心情に寄り添いながら、最後には温かい気持ちになれるような作品。