8
ハマります
この作品は、喪女の主人公『もこっち』の高校生活を描いたマンガです。
最初のうちは、学校でいつも一人ぼっちで空気の読めないもこっちが学校で痛々しい行動をとって後悔するという展開で、もこっちの喪女ぶりがとにかくいたたまれなくて読んでいて心がギュッとしていたのですが、もこっち自身の絶妙なグズっぷりがギャグになっていて、読み進めて行くうちにどんどんハマっていってしまいました。
後半は修学旅行をきっかけに、学校でも少しずつもこっちの行動を受け止めてくれる友達が増えていき、もこっちを含め周りの友達も少しずつ変わって行く感じがとても癒されます。
一人ぼっちだった頃と比べて友達ができはじめた頃のもこっちは精神的にも微妙に成長していて、そういう側面に気づけるとなんとなくほっこりします。
もこっちのキャラクターはもちろん最高に面白いですが、このマンガは主人公の周りのキャラクターも個性的で独特なキャラクターが多いです。
学校の友達のほか、中学時代からの親友や先生、先輩後輩、弟などのやりとりは、どれも非常に楽しめます。
巻が進むごとに面白くなっていっているので、もこっちが高校を卒業するときにはどんな感じになっているのか今からとても楽しみです。