最後って難しい
アニメの一期の頃は「流行っているものは見ないぞ!」の精神でその存在を流していましたが、キャラクターたちの過去がどんどん明るみになり、シリアスな展開も増えた頃、いよいよ気になり、観念してついに地上波アニメの銀魂を見るようになりました。終わる終わる詐欺が多すぎて「本当は終わらないんじゃないかというより終わって欲しくない」と思うほどハマってしまいました。キャラクターたちの過去にケリをつける段階になって「続きは…」という状態で地上波での放送が終わってしまったので、とてもとても続きが気になっていました。満を持してアニメの続きが映画で上映されることとなり、コロナ禍でのスタートでしたが、想像よりたくさんの人がルールを守って映画館に来ていたと思います。なるべく他の来場者との共有時間を減らすため、映画開始時刻の2分前に入りました。タイトルでも「最後」をうたっていた通り、漫画の方は一足先に最終回を迎えたわけですが、正直もっと迫力のある壮大な終わり方を期待していました。中途半端なところで終わったアニメの方が迫力があってドキドキハラハラしたなあ、と思いましたが、それも制作スタッフたちの優しさなのかな、と考えを改めました。あまりにも迫力のある作りで内容も重い話にしてしまうと、結末まで見終わった頃には燃え尽きて廃人のようになってしまうので、そうならないように肩の力を抜いて楽しめる終わり方にしてくれたのだと思います。