モーニング娘。 / モー娘。

「モーニング娘。」は1997年9月にオーディションテレビ番組ASAYAN内でつんく♂により結成された、ハロー!プロジェクト所属の女性グループである。本来はソロデビューする女性シンガーを決めるオーディションであったが、それに落選した女性の中から5人が選ばれ、『シングルCDを5日間で5万枚を完売させる』という課題を成し遂げ、翌年1月にデビューを果たした。そこから数々のメンバーの卒業と脱退、新メンバーの加入を繰り返し歴史を更新し続けている。
2014年1月1日以降はグループ名の後にその年の西暦の下二桁を付け足すようになった(例:2014年当時なら、モーニング娘。′14(モーニング娘。ワンフォー))。
3枚目のシングル「抱いてHOLD ON ME!」で初のオリコンシングルチャート1位を獲得。7枚目のシングル「LOVEマシーン」では過去の楽曲とはガラリと印象を変え、盛り上がる楽しい曲調にインパクトのある真似しやすいダンスと耳に残る歌詞で初のミリオンセラーを達成し一世風靡した。その後も「恋愛レボリューション21」、「ザ☆ピ〜ス!」、「ここにいるぜぇ!」などヒット曲を数多くリリースしている。50枚目のシングル「One・Two・Three」以降はそれまでの『真似しやすいダンス』からスタイルを変え、10人以上のメンバーが揃う事で一つの型が出来上がる所謂「フォーメーションダンス」を取り入れ、新たなファンを獲得し続けている。

akihabara4のレビュー・評価・感想

モーニング娘。 / モー娘。
10

15期メンバーの成長が見られる

『モーニング娘。』の通算69枚目のシングルとなる「純情エビデンス/ギューされたいだけなのに」は、両A面シングルで、2曲とも「つんく♂」楽曲です。
「純情エビデンス」では、女戦士のような強気な歌詞が印象的です。今のモーニング娘。を象徴するような1曲となっています。
「ギューされたいだけなのに」では、「ウサギちゃんシンドローム」や「今週の末はどうすんの」、「街の真ん中泣いたろか」等つんく♂節が炸裂している1曲です。
特に注目して見てほしいところはMVです。MVでは、15期メンバーの成長が見られます。
15期メンバーの中でも特に北川莉央の成長が著しいです。15期メンバーにとっては2枚目のシングルとなります。
北川は、15期メンバーの中でただ一人ダンス未経験者で加入しました。歌も少し習っていた程度です。ダンスに関しては加入当初は一番苦戦していました。撮影でも、研修生出身の山﨑や、子役で活動していた岡村と比べてもぎこちない印象。しかし、この2曲での北川は「私を見て!」というような印象を受けます。特に「純情エビデンス」では北川のソロカットが多用されており、フリーダンスでは自信に満ち溢れたパフォーマンスを見られます。ビジュアルも進化しており、垢抜けのスピードが半端ないのも見どころです。
2曲ともカッコよくて、何度も聞き返したくなるような中毒性があります。
MVに関しても、北川以外のメンバーそれぞれに見どころがあり、何度見返しても楽しめる作品になっています。
楽曲に関しては「さすがつんく♂」といった2曲であり、メンバーのパフォーマンスも過去最高と言っていいでしょう。