15期メンバーの成長が見られる
『モーニング娘。』の通算69枚目のシングルとなる「純情エビデンス/ギューされたいだけなのに」は、両A面シングルで、2曲とも「つんく♂」楽曲です。
「純情エビデンス」では、女戦士のような強気な歌詞が印象的です。今のモーニング娘。を象徴するような1曲となっています。
「ギューされたいだけなのに」では、「ウサギちゃんシンドローム」や「今週の末はどうすんの」、「街の真ん中泣いたろか」等つんく♂節が炸裂している1曲です。
特に注目して見てほしいところはMVです。MVでは、15期メンバーの成長が見られます。
15期メンバーの中でも特に北川莉央の成長が著しいです。15期メンバーにとっては2枚目のシングルとなります。
北川は、15期メンバーの中でただ一人ダンス未経験者で加入しました。歌も少し習っていた程度です。ダンスに関しては加入当初は一番苦戦していました。撮影でも、研修生出身の山﨑や、子役で活動していた岡村と比べてもぎこちない印象。しかし、この2曲での北川は「私を見て!」というような印象を受けます。特に「純情エビデンス」では北川のソロカットが多用されており、フリーダンスでは自信に満ち溢れたパフォーマンスを見られます。ビジュアルも進化しており、垢抜けのスピードが半端ないのも見どころです。
2曲ともカッコよくて、何度も聞き返したくなるような中毒性があります。
MVに関しても、北川以外のメンバーそれぞれに見どころがあり、何度見返しても楽しめる作品になっています。
楽曲に関しては「さすがつんく♂」といった2曲であり、メンバーのパフォーマンスも過去最高と言っていいでしょう。