ストレイヤーズ・クロニクル

ストレイヤーズ・クロニクル

『ストレイヤーズ・クロニクル』(Strayer's Chronicle)とは、本多孝好による小説作品、およびそれを原作とした2015年公開の実写映画作品である。小説は『小説すばる』にて2010年から2012年にかけて「ACT-1」から「ACT-3」までが連載された。挿絵は『多重人格探偵サイコ』などで知られる田島昭宇。
物語は、かつて極秘機関が試みた実験によって、特殊能力を獲得した子どもたちを軸に展開される。彼らは驚異的な力を得た代償として、20歳前後までしか生きられないという過酷な運命を背負わされていた。未来の希望を信じる荏碕昴(えざき すばる)が率いる「チームスバル」は、謎の男・渡瀬(わたせ)の指揮のもとで能力を駆使した裏工作活動に従事していた。しかしある日、未来に絶望して人類の破滅を企てる学(マナブ)が率いる「チームアゲハ」が敵意を剥き出しにして接触してくる。わずか数年で寿命が尽きる危機に瀕していたチームアゲハの目的は、昴側の科学者から強引に寿命を延ばす方法を聞き出すことであり、残されたわずかな時間を巡る二つの組織の死闘が幕を開ける。
2015年には瀬々敬久が監督を務め、岡田将生が主演を務める形で実写映画化された。未来をめぐり対立する若者たちの葛藤や激しいアクションが描かれ、話題を呼んだ。

-asagi-1のレビュー・評価・感想

ストレイヤーズ・クロニクル
9

特殊能力が出てくる日本映画

日本映画の『ストレイヤーズ・クロニクル』についてレビューしたいと思います。
極秘機関による人体実験の末に誕生した特殊能力者の物語です。特殊能力者達は“チーム・スバル”と“チーム・アゲハ”に分けられました。
チーム・スバルが「人々の為のチーム」とするなら、チーム・アゲハは「人々を破滅に追いやるチーム」という事になります。
特殊能力を持つ彼らは破綻と呼ばれる恐怖にさらされています。これは廃人となる現象です。
20歳までしか生きられないという特徴もあります。

チーム・スバルとチーム・アゲハの特殊能力での戦闘シーンは見どころだと思います。
彼等には少しの余命しかありません。彼等が「一人の人間として幸せをつかみたい」と思う反面、死は迫ってきているのです。
チーム・アゲハは人々を殺しつくそうとします。リーダーである学の体には、人類が滅びるくらいのウイルスが潜んでいます。それは学が死ぬ事で発動するという、恐ろしいものでした。チーム・スバルのリーダーである昴達は学の死を防ごうとします。
そんな中、自衛隊らしき特殊部隊が動き、チーム・アゲハのメンバーを殺害していきます。
その時の彼らの生き様を見せられ、心にグッとくるものを感じました。

この作品は、「力を求めて少年少女達に人体実験をし、挙句の果てには特殊能力を身につけさせ、自分達のために利用して反抗したら殺害する」という、身勝手な大人の思いを感じました。
しかし、「人類が進化するにはこういう事も必要だ」という暗黙の了承も感じます。

小説版も出ています。映画と小説を見て何を感じるかは人それぞれだと思います。