『ジョーカー』のレビュー
映画『ジョーカー』についてレビューします。
この作品はバットマンの敵役であるジョーカーを主人公にした作品です。ジョーカーは一人のピエロとして子供達を笑わせる仕事をしていました。ただ、彼は精神病を抱えており、突然笑いだす事があります。それで人生を上手く生きる事が出来ないようです。
ジョーカーの苦悩の日々を見ていると、他人事ではないと思いました。彼は不器用ながら一生懸命に生きていました。
それでも周りの風当たりが強く、ジョーカーは自分の病気と周りの態度に苛立ちを覚え、ついに爆発します。彼は知り合いから拳銃をもらい、それを使って人を殺してしまいます。その時、彼はとてもすっきりした感覚になりました。積み重なる怒りの爆発先を探していたのだろうと思います。
それから、今までジョーカーを騙していた母親を殺してしまいます。
ピエロとしてテレビに出る事になりますがタレントと喧嘩をしてしまい、テレビの放送中にその人のことも射殺します。そこにいる彼はピエロの化粧をしており、ゴッサム・シティーでジョーカーとして名を馳せるのです。
この作品は、世の中の生きにくさや不器用ながらに一生懸命生きていく人たち、それに対して救いの手を差し伸べない人たちが描かれていると思いました。
戦闘シーンはあまりなかったのですが、物語とジョーカーのピエロとしての演技に引き込まれました。