エヴァはみんなの中にいる。
『新世紀エヴァンゲリオン』は、アニメ版から何度も見返しています。そのたびに感銘や感動を覚えてきました。見るたびごとに新たな発見があり、何度見ても飽きさせない内容になっていると思います。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、感動のラストを迎えました。見に行きましたが、アニメ版から何度も何度も見てきた私も非常に納得のいくラストでした。
視聴者それぞれが見る角度も環境もまったく違っていると思いますが、この作品は、不思議と誰もが経験したことのある体験や感覚を共感出来るところがあると思います。一人一人のエヴァンゲリオンがそこにあり、シンジ君やアスカやレイやミサトやゲンドウに思うところがあるでしょう。
誰にでも、自分の弱さやエゴで周りの人を巻き込んで傷つけたりした経験があると思います。それを、「日本が世界に誇れる“アニメ”という文化、“監督・庵野秀明”という形」で巧みに表現していると思います。
今までにない手法を駆使し、アニメという枠を超えた作品を、天才・庵野秀明の独特な感性や目線で作り上げていると思います。
各作品については賛否両論ありますが、最後には必ず納得のいく仕上がりになっていると思います。是非アニメ版から何度も見ていただきたいと思います。