息をするのも忘れる作品。この世界観はアニメで体感してほしい。
SFアニメ好きなので、見たいアニメではなかったのですが、見たいアニメが無かったので仕方なく見ました。評価が高かったのも見てみようかなと思ったキッカケでした。
テーマは落語です。
私は落語は分かりませんし、日曜日の笑点くらいしか見たことがありません。
以前、1度だけ仕事の関係で寄席に行ったことがありますが、その時は後ろの席でした。
仕事の関係だったため落語家の名前も知りませんでしたし、どんな話しなのかも分かりませんでした。もちろん期待もしていませんでした。しかし、話しの中盤からグイグイと話しに引き込まれ、最後は涙を流していました。
昭和元禄落語心中はアニメで、しかも落語がテーマ。地味ですよね。どんな作品なのかなと期待もせずに見始めました。
何度も言いますが、落語は詳しくありませんのでネタバレになるような話しは書けませんが、落語に興味も無く、なにも分からない私のような人間でも引き込まれる、本当に本当に素晴らしい作品です。これだけアニメで涙を流したのは何時ぶりだろうかと思います。容赦なく心に突き刺さるお話しです。
そして、レビューのタイトルにも書きましたが、この作品はマンガもあるのですが、この作品に限っては、ぜひアニメを見てほしいです。うまく表現ができませんが、声優の演技に息を飲みます。息をするのも忘れてしまいます。映像も素晴らしいですが、それを上回るほどの鬼気迫る声優の演技が本当に素晴らしい。
最近は俳優や女優が声優をするアニメも多いですが、昭和元禄落語心中は、本物の声優の本物の演技が見れる数少ない作品だと感じます。
ひとり、しっとりと過ごしたい大人の夜に、ぜひ勧めたいアニメです。
泣けます。