途中で「ジーマー」が癖になってくる
主人公の『石神千空(いしがみ せんくう)』は、宇宙飛行士の『石神百夜』を父に持つ、化学マニア。
幼馴染の体力自慢で真っすぐな性格の『大木大樹(おおき たいじゅ)』と、その片思い相手『小川杠(おがわ ゆずりは)』は仲の良い同級生であった。
ある日、長年杠に片思いし続けている大樹は学校のクスノキの木の前に彼女を呼び出し、告白に臨む事に。
千空にからかわれつつも想いを伝えようとしたその時!
突如、空がまばゆい光で覆われ真っ暗に。
次第に五感を失い身動きが取れなくなっていく。
なんと、世界中の人間の体が石化してしまったのだ。
大樹は動かない体をよそに、杠への思いだけは強く持ち続け長い年月を耐えしのぐであった。
年月を経て変わりゆく世界、風化した景色が広がってゆく。
それから約3700年後ーーー
石化から解放された千空と大樹は再会を果たし、文明が全て消えた石の世界『ストーンワールド』で、ゼロから文明を作り出すことを誓う!
『復活液』を完成させ幼なじみの杠を復活させようと試みる二人に思わぬ悲劇が!
かつて霊長類最強の高校生と言われた男『獅子王司(ししおう つかさ)』を復活させてしまうことに!
千空と司は、互いの理想の違いゆえに対立していくのであった。
科学王国を目指す千空、武力と自然を誇示する司帝国、後に決戦は免れない状況に!!
司帝国から科学王国に寝返った『浅霧幻(あさぎりゲン)』。
石化前の世界ではマジシャン兼メンタリストとして有名だった若干19歳の青年。
他人を惑わすことに長け、人を操るのが得意。
口癖は「ドイヒー」、「ジーマー」。
少し古くなつかしさも感じられ、性格の悪さに対してなかなか憎めない人物!
今後の展開に大きく関わることであろう幻の行動には要チェックです!