操作性に癖あり、しかしダークファンタジー好きにはおすすめのゲーム
今回は2020年2月に発売された『リトルナイトメア2』についてレビューしていきます。
今作は2017年4月に発売された『リトルナイトメア』の続編になります。
アクションが得意な方、ダークファンタジーの世界観が好きな方にお勧めできる作品です。
良い点
・前作同様の不気味さと恐怖があふれる世界観
・危機を脱した時の爽快感
・何度でもリトライできる親切設計
悪い点
・ややボリューム不足
・操作性に癖がある
・ストーリーの難解さ
プレイ後感想
暗い森、不気味な学校、病院など恐怖を搔き立てるステージがプレイヤーの前に立ちはだかり、奥に進めば進むほど、その世界の狂気を体験することができます。
また、ステージの中には主人公を狙う存在やトラップなど、一瞬の油断が命取りになる場面も多く存在し、アクションゲーム好きにはたまらない作品となっています。
特に命の危機からうまく脱出することができた時の爽快感はたまりません。
失敗してもすぐにリトライができるため、試行錯誤を重ねやすいという点もプラスポイントです。
しかし、ボリュームはやや少なめで、私は約10時間ほどでエンディングを迎えました。
ゲーム自体の価格はそれほど高くなく、私は3500円ほどで購入しました。
その点を考慮するとこのボリュームはむしろ多い、と考えてもよいと感じました。
またこのゲームは横スクロールアクションでありながら、奥行きが存在し、それによって立体的な世界観を演出しています。
しかしその反面、アクション時に奥行きの感覚がつかみづらい場面が多々存在し、操作を失敗してしまうことが何度かありました。
さらにゲーム内にて登場するアイテムの操作にも独特の癖があり、扱いずらい印象を受けました。
このゲームの人気の秘訣にストーリーの難解さがあげられます。
ゲーム内では第三者による説明が全くなく、主人公たちのイベントに対する反応や、部屋にあるオブジェクトなどからこの世界に何が起こったのかを判断する必要があります。
ストーリーを理解するためにはプレイヤーによる考察が前提となっており、エンディングを迎えても謎が残るような内容になっています。
考察が好きでストーリーについて様々な推論をしたい方にはこの点はお勧めできるのですが、しっかりと一つの物語として完結してほしいという人には向いていないかもしれません。
ここまで良い点、悪い点に分けてレビューしましたが、私個人はこのゲームをプレイして、後悔することはありませんでした。
最後まで主人公たちがどのような結末を迎えるのかとても楽しみに想いながらプレイすることができました。
皆さんも、ぜひ一度プレイしてみてください。