THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

90年代半ばからスマッシュヒットを飛ばし、人気絶頂の2001年に活動休止、後に解散したロックバンド、「THE YELLOW MONKEY」。
2016年、ファン待望の再結成を行い、全国20か所をツアーで回った。
再結成後にはシングル『砂の塔』をリリースし、2016年年末の紅白歌合戦に初出場が決まった。

eva25chu4のレビュー・評価・感想

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THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー
10

独特の歌詞の世界観と抜群の歌唱能力

THE YELLOW MONKEYは結成して30年を越えましたが、バンドとしての変換期が以前ありました。
元々はビジュアル系バンドと言われる方もいるかもしれませんが、日本を代表するグラムロックバンドでした。
インディーズ時代もそうですが、渋谷のライブハウスLa.mamaでロンドンブーツナイト等、ライブをされていました。
インディーズ時代の名曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」や「LOVERS ON BACKSTREET」等、最近のライブでもたまに演奏されています。
メジャーデビュー後、「夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー」「未公開のエクスペリエンス・ムービー」とアルバムが発売。「未公開のエクスペリエンス・ムービー」に収録された名曲「4000粒の恋の唄」や「アバンギャルドで行こうよ」等での、Vo.ロビン(吉井和哉)の姿がとても美しいのです。その後3枚目のアルバムとなる「jaguar hard pain」では、ロビンの坊主に赤いスーツ姿が印象的でした。この「jaguar hard pain」は収録曲が一連のストーリー性を持っていて、若くして亡くなったロビンの父親が現世に蘇るところからストーリーが始まり、4枚目のアルバム「smile」の2曲目「マリーにくちづけ」まで、このストーリーが続いていると言われています。
世間一般的にバンドとしての知名度が上がったのが「追憶のマーメイド」くらいだと思いますが、決定的なのはやはり「JAM」でしょう。
また、このバンドの最高傑作と言われたアルバムが「SICKS」です。このアルバムは収録曲すべて名曲と言われるほどで、中でも個人的には「天国旅行」や「花吹雪」がおすすめです。