あと1センチの恋

あと1センチの恋

『あと1センチの恋』は2014年に公開された、イギリス・ドイツ合作の恋愛映画。監督はクリスチャン・ディッター、脚本はジュリエット・トウィディが務める。出演者にリリー・コリンズ、サム・クラフリンがいる。原作はセシリア・アハーンの『愛は虹の向こうに』。
リリー・コリンズ演じるロージーと、サム・クラフリン演じるアレックスという2人を取り巻く恋愛模様を描いた作品。ロージーとアレックスはお互いを想う気持ちをなかなか打ち明けることができず、長い間すれ違い続ける。

fb-5746197738953157のレビュー・評価・感想

あと1センチの恋
7

じれったい幼馴染との初恋物語

この映画は洋画なのですが、日本人にすごくウケがいい作品だと思います。恋愛の構図が、私たち日本人にも共通する部分があるからです。ヒロインのロージーと、幼なじみのアレックス。二人は幼いころからずっと一緒に遊んでいました。男女を意識するようになったのは、アレックスに新しい彼女が出来てから。二人は同じ大学を目指していましたが、ロージーは妊娠してしまいます。相手の男は行方をくらませてしまい、ロージーは、アレックスに打ち明けられないままシングルマザーとして生きていくことになります。でも、結局バレてしまい、アレックスはロージーのパートナーとして生きていきたいと言ってくれるのです。この辺は、ちょっと強引な展開かなと思いましたが、二人が結ばれてほしいという思いで見ていたのであまり気にせず流しました。しかし、アレックスには彼女がいました。ここら辺から、二人の思いがすれ違います。ロージーがアレックスを恋しくなると、アレックスはほかの彼女と過ごしていたり、逆にアレックスのラブレターがロージーに届かなかったり…。実はこの映画には伏線があって、ロージーとアレックスが学生の頃、二人はキスをしているのです。アレックスは覚えていますが、ロージーは酔っていたので覚えていません。こうして最後まで、二人はもつれあいながら、アレックスは離婚も経験し、最後は互いに素直になります。そして結ばれる、といういわゆる「ムズキュン」映画です。恋愛映画にどっぷり浸りたい人にはおすすめです。