今際の国のアリス / Alice in Borderland

今際の国のアリス / Alice in Borderland

『今際の国のアリス』とは、麻生羽呂によって『週刊少年サンデーS』や『週刊少年サンデー』で連載された日本の漫画作品である。スピンオフ作品として『今際の路のアリス』がある他、新章として『今際の国のアリス RETRY』がある。
物語は、主人公の有栖良平(ありす りょうへい)が突如として迷い込んだ「今際の国」と呼ばれる不思議な世界での出来事を描いている。彼はそこで様々なキャラクターと出会い、交流や戦いを通じて成長していく。
作品はファンタジー要素が強く、主人公たちが「げぇむ」と呼ばれる「今際の国」での試練や謎解きに挑む様子が緻密に描写される。「げぇむ」の内容自体も非常に独特で、手に汗を握る展開が読者を惹きつけて離さない。また、人間関係や友情、成長といったテーマも重要な要素として取り上げられており、深い感動を与えている。
本作は『週刊少年サンデー』において人気を博し、多くのファンを獲得した。人気が高じて2020年には実写ドラマが放送された。

carnot0のレビュー・評価・感想

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今際の国のアリス / Alice in Borderland
10

Netflixオリジナルに乾杯!日本ドラマで最高に面白い!

山崎賢人さん、土屋太凰さんが主演のオリジナルドラマ『今際の国のアリス』を視聴しましたが、日本のドラマと思えないほどのクオリティに驚き、ストーリー展開も非常にテンポが良いので、是非おすすめしたい1本です。
ストーリー自体は冴えない20代の男子3人が、ある日ゴーストタウンとなった東京に取り残されて、いくつかのサバイバルゲームをしながら生き延び、仲間を見つけ、主催者と対峙していくという内容で、映画の『ハンガー・ゲーム』『メイズ・ランナー』的な要素があるのですが、そのゲームの仕組みや仕掛けが非常に凝っていて、簡単に謎解きをしていくわけでなく、あらゆるところに伏線が張られているので、気が抜けない展開となっています。
また、日本の俳優陣もかなり豪華で、普段民放では見られない俳優陣の悪者ぶりや個性が見られます。スピード感あるアクションやバイオレンスな表現も出てきますが、それをすんなり受け入れてしまう世界観になっていると思います。CGも使いながら、建物などには昭和的な雰囲気の古さやさびれ感も出していたりするので、その新旧の映像表現がとてもリアルで、見ていてワクワクしてしまいます。
まだシーズン1のみの配信ですが、1話1話の展開も面白く、生き残りをかけたドキドキ感もあるので、今後、こういった独特の作品が日本からたくさん世界に配信されるのを期待してしまう1本です。