誰もが知っている曲につい口ずさんでしまう映画
『サウンド・オブ・ミュージック』といえば、誰もが知る『ド・レ・ミの歌』、『私のお気に入り』や『エーデルワイス』、知らない曲でも一度聞けばつい口ずさみたくなるような曲が出てくるミュージカル映画です。
オープニングはオーストリアの雄大な景色で主人公マリアが歌い始めるシーンから始まります。
主人公を演じるジュリー・アンドリュースの魅力的な歌声とキラキラした瞳を見れば、自分が作品に取り込まれていくのを感じます。
主人公が家庭教師として赴く家の主人、トラップ大佐は初めのうちは冷たい男性の印象を持ちます。しかし、主人公と子供たちとの音楽を通して、柔らかく優しくダンディーな大人の男性の魅力を見せてくれるので、女性であればそのギャップが堪らないのではないでしょうか。
作中で長女リーズルの恋や、主人公と大佐の恋模様が描かれており、展開はバレバレなのですが、こちらまで胸がキュンとしてきます。
ミュージカル映画特有の、突然に心境やセリフが歌になる場面が出てきます。
また、オープニングがやや長く、間でインターミッションがあり、長くじれったく感じます。古い作品なのでとにかく時代を感じます。
こういった点はありますが作中の曲はどれも素晴らしいので、歌だけ聞いても十分楽しめると思います。