スポーツ漫画の概念を覆す作品です!
本作品は2004年から週刊少年マガジンに連載され、『スラムダンク』や『黒子のバスケ』などと並ぶ人気バスケ漫画です。2019年にはアニメがスタートし、ファンの間では非常に大きな話題となりました。
物語の概要は、低い身長がコンプレックスの主人公・車谷空が、不良の先輩達の集う弱小バスケ部に入部し、インターハイ出場を目指していくという内容です。
物語の見所は、常にいろいろな逆境にぶつかっても努力を怠らない各人物の成長過程が、丁寧に描かれている点です。スポーツ漫画のよくあるパターンとして、初めのうちから才能あふれる選手が現れ、主人公を要するチームがある程度強いレベルから話が始まるケースが多いです。しかし、『あひるの空』は全くそんなチームではなく、試合ではしばらく負けが続いていきます。実際に勝ち始めるのは巻数がかなり進んでからです。そういった厳しい現実に直面しながらも各人物・チームが徐々に成長していく描写は、他のスポーツ漫画には正直見当たらないです。成長の度合いも半端じゃないです。過去にボロ負けした相手チームに対しても、1年後にリベンジを果たすなど大変見応えのある内容です。
また、ユーモアな内容や恋模様なども描かれており、非常に多様性のある深い作品となっています。ぜひ一度読んでみて下さい!