ザ!シンガーソングライター!
2016年の秋田CARAVAN MUSIC FESが、私が高橋優さんにハマったきっかけでした。秋田県横手市で行われたこのフェスには、なんでも「音楽で秋田を盛り上げたい」という思いがあったのだとか。思うだけなら誰でもできるところを実際にやってのけてしまうそのパワーは、曲にもよく表れています。
昔からの高橋優ファンに「おすすめの曲は何?」と聞けば返ってくるのはおそらく以下の3タイプ。
まずは『こどものうた』や『BE RIGHT』、『CANDY』を始めとする、ややアクが強い(社会批判的要素が強い)楽曲。
次に『陽はまた昇る』や『虹』、『プライド』などの胸が熱くなるような楽曲。
そして『福笑い』、『明日はきっといい日になる』といった一般的に知られている楽曲。
アクが強いと表現しましたが、最近の楽曲は以前のようなトゲトゲしさはやや薄れ、どちらかというとその批判を受ける側のどうしようもなさや、「そんなこともあるんだろうけどさ」というような柔らかさも感じられます。
『ルポルタージュ』はお亡くなりになった三浦春馬さんとコラボしたことでも有名です。その関係性もあってか、新しいアルバムの中の楽曲『八卦良』では「そのことを歌ったのではないか」、「アミューズを辞めた背景か」などという考察も拡がっているようです。
コロナ禍により、独立してからまだ本格的な活動は出来ていませんが、近寄り難い毒々しさはやや柔らぎ、芯のしっかりとした熱い曲が多い高橋優さん。曲のバラエティが増えてきた印象があり、まだまだ目が離せません。