高橋優

高橋優(たかはしゆう)とは、日本の男性シンガーソングライター。
大学入学後からストリートライブを始める。大学卒業後の2007年に札幌のライブハウスにて芸能事務所・アミューズの山口雄一にスカウトされ、2008年に上京。活動の拠点を東京に移す。
デビュー前である2010年4月には「福笑い」が東京メトロCMソングになった後、2010年7月にはシングル『素晴らしき日常』でメジャーデビュー。
2011年にはアメリカ・ニューヨークにてストリートライブを敢行。このライブに先立って、ニューヨークタイムズ誌に「福笑い」の一部を英訳した意見広告が掲載される。日本人アーティストとしてはオノ・ヨーコ以来2人目の出来事となった。
2013年11月24日には日本武道館でライブを初開催。順調に活動の規模を広げていく。
その後も『メジャーセカンド』や『クレヨンしんちゃん』などのアニメ主題歌などを中心に数多くのタイアップを行う。聴く者の心に真っ直ぐに届く歌声が人気を集めている。
秋田県出身であり「音楽で秋田を盛り上げたい」という思いから、2016年から毎年秋田県の全市をまわる「秋田CARAVAN MUSIC FES」を開催。新型コロナウイルスの影響で2020年から2年間延期されていたものの、2022年には北秋田市にて開催された。

kohei_imai3のレビュー・評価・感想

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高橋優
8

ザ!シンガーソングライター!

2016年の秋田CARAVAN MUSIC FESが、私が高橋優さんにハマったきっかけでした。秋田県横手市で行われたこのフェスには、なんでも「音楽で秋田を盛り上げたい」という思いがあったのだとか。思うだけなら誰でもできるところを実際にやってのけてしまうそのパワーは、曲にもよく表れています。
昔からの高橋優ファンに「おすすめの曲は何?」と聞けば返ってくるのはおそらく以下の3タイプ。
まずは『こどものうた』や『BE RIGHT』、『CANDY』を始めとする、ややアクが強い(社会批判的要素が強い)楽曲。
次に『陽はまた昇る』や『虹』、『プライド』などの胸が熱くなるような楽曲。
そして『福笑い』、『明日はきっといい日になる』といった一般的に知られている楽曲。
アクが強いと表現しましたが、最近の楽曲は以前のようなトゲトゲしさはやや薄れ、どちらかというとその批判を受ける側のどうしようもなさや、「そんなこともあるんだろうけどさ」というような柔らかさも感じられます。
『ルポルタージュ』はお亡くなりになった三浦春馬さんとコラボしたことでも有名です。その関係性もあってか、新しいアルバムの中の楽曲『八卦良』では「そのことを歌ったのではないか」、「アミューズを辞めた背景か」などという考察も拡がっているようです。
コロナ禍により、独立してからまだ本格的な活動は出来ていませんが、近寄り難い毒々しさはやや柔らぎ、芯のしっかりとした熱い曲が多い高橋優さん。曲のバラエティが増えてきた印象があり、まだまだ目が離せません。