子供向けのギャグもあり、大人が泣ける展開もあり
アニメ化した事がある漫画です。魔物の子供と人間がコンビを組んで戦うというバトル漫画です。大げさなリアクションや仲間同士の掛け合いなどで子供向けのギャグ展開があります。例えばアイドルが変な踊りをするとかです。ですがこの漫画の最大の魅力はバトルの中に泣ける展開があるところです。
魔物の子供達は魔界の次期王の座をかけて争います。選抜された百人の魔物の子供が人間界にやってきて戦う事になります。魔物が呪文を使うには、魔物に一人ずつ与えられた本を読める人間と出会わなければなりません。
他の魔物と戦う際に本を燃やされると魔界に強制送還され(最終盤に関わる秘密がありますが、ここでは内緒にします)、王になる資格を失います。
本を燃やされると魔界に帰るという事が多くのドラマを生みました。
今まで共に戦ってきた魔物と人が別れてしまうのです。通常のバトル漫画の敗北にはない、別離の悲しみがあります。敵の魔物の攻撃にぼろぼろに傷つけられていても、パートナーとの別れを惜しんで涙を流したり、感謝の言葉を言うために必死に笑顔になったりする彼らを見ると、読者も泣いてしまいます。
たくさんの魔物と人が様々なコンビを組んだため、別れと一口に言ってもコンビごとに違う言葉を言い、違う想いを抱きました。
子供向けのギャグもたくさん詰まった漫画ですが、大人にもおすすめできるお話です。