チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory

チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory

2005年、ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビで公開された、アメリカの映画です。ファンタジー・コメディーに分類されます。しかし蓋を開ければ内部非公開の工場を見物できるというワクワク感とは裏腹のブラック・ジョーク、皮肉全開のミュージカル調のシーン、美しくも怪しい映像のセンスなどが監督ティム・バートンの世界観をよく表現しています。第78回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート作。

tw-12896917002149519362のレビュー・評価・感想

チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory
10

夢の工場見学

多くの映像作品を手掛けている、ティムバートン監督の映画です。
主演はティム・バートン作品に欠かせない、ジョニー・デップ。ティム・バートンとジョニー・デップの作品である、シザーハンズやスイニードットとはまたいい意味で違った気持ち悪さのある格好・動き・言動をしています。

物語の舞台はお菓子の工場という、とてもメルヘンな舞台になります。
それだけ聞くと、ファンシーなピンクやパステルカラー、ふわふわした物たちを想像してしまいますが、こちらの工場はちょっとダークカラーなカラフルさ。出てくる従業員たちもとても変わったものたちです。
随所で流れる音楽も魅力的。面白い歌詞と踊りは映画の世界観にぴったりとあっています。映画を見終わった後もしばらくは頭の中でぐるぐる流れるような、耳に残る音楽です。

物語はちょっとやそっとじゃ思いつかないようなお菓子を作っている工場を見学していきます。
どんな味のお菓子なんだろうと、考えてしまい、それだけで楽しいです。
また物語の中で出てくるチョコレートは実際に雑貨屋さんでも売られていました。
独特な世界観とちょっとハラハラする展開に魅せられているうちに、ストーリーに引き込まれ、最後はなんとなく暖かい気持ちになる映画です。