仲間キャラクターの魅力の見せ方が素晴らしい
リメイク作品も発売されていますが、ファミリーコンピューターで最初にドラクエIVが発売されたのは、1990年(平成2年)でした。
リメイクが発売されても独特な要素として、主人公である勇者が登場するのは、全5章中最後の5章からです。
1章、剣士ライアン。
2章、おてんば王女アリーナ、神官クリフト、魔法使いブライ。
3章、商人トルネコ。
4章、踊り子マーニャ、占い師ミネア。
それぞれの章を異なる環境にいるキャラクターが主役を務め、冒険を繰り広げます。
5章では最初に勇者の村が滅ぼされ一人ぼっちで旅を始めますが、最初は勇者のレベルも低く頼りないものでした。
その後にマーニャとミネアが仲間に加わりますが、最初の地点で極端なレベル上げをしていなければ4章をクリアしたマーニャとミネアは、勇者が足元にも及ばない強さを持っています。
多くのRPGでは主人公視点で物語が進んでいくことが多いため、仲間になった時点でレベル1ではないキャラクターが、加入までにどのようにして強くなったのかを知ることができないものもあります。
知ることができても、エピソードであったり過去の一部分であるため、仲間の冒険出発時から自分の手でレベルを上げた、と言う実感があるゲームは非常に珍しいと思います。