DEATH STRANDING / デス・ストランディング

DEATH STRANDING / デス・ストランディング

『DEATH STRANDING』は、コジマプロダクションにより制作された、荒廃した未来の世界で配達人として生きることを描いたゲームである。物流の再興を目指し、配達業者となった主人公であるプレイヤーは、人と人を繋げ、孤立した都市をつなげていくことを目指す。
荷物を配達するためには、さまざまな道具を使い、険しい山や川、荒野を越えていく必要がある。しかし、荷物は重く、配達先も遠く、途中で様々な障害物に遭遇するため、プレイヤーは常に工夫しながら進まなければならない。また、プレイヤーは時折、怪物たちと戦う必要があり、その戦闘システムも独特である。
ゲームの世界観は非常に重苦しく、荒涼とした風景、キャラクターの深み、ストーリーの謎が魅力的である。これらの要素は、ゲームを特別なものにしている。
さらに、独自のオンライン要素があり、他のプレイヤーの荷物を拾って自分で配達することもできる。これは、孤独な配達人という設定に対して、共同作業ができるという新たな体験を提供している。

ayako7302のレビュー・評価・感想

DEATH STRANDING / デス・ストランディング
9

新鮮なゲーム

このゲームをプレイする前は「敵を倒して、荷物を運ぶゲームでしょ?」と思っていました。
ゲームプレイ後の僕は、雷に打たれたかの様な思いと「素敵な作品に出会えた…!」に変わっていました。

そのひとつが「敵を倒す。」というものとは別の感覚ということです。
これはゲームの世界観も相まって、倒すと言うより成仏?のようなイメージでした。
そして人間のキャラクターを殺してしまったら自分で片付けないといけません。
「自分の尻は自分で拭え」と小島監督に言われている様な…。このあたりも新鮮に感じました。

そしてこのゲームの肝「配達」。
分断された社会で主人公は淡々と配達をこなしていくのですが、ルートや装備を考え、自分の脚で受取人に配達しなければいけません。雨が降ろうが、崖から落ちようが、靴が壊れようが…。赤ん坊も抱えています。

このゲームはとにかく孤独です。
ただ、到着を楽しみに待っている人がいる。そう思った時には、立派な配達依存症でした

普段の生活で誰かと繋がっているという実感はありますか?
まさにコロナ禍の中、「孤独じゃないよ!誰かしら繋がってるよ」、そんなちょっとした勇気のような元気のような、誰かの体温を感じられるゲームでした。