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構成力が素晴らしい作品!
最初は「絵が微妙だなぁ」という印象でした。なんかガチャガチャしてて主人公はかっこよくないし、マサルという子供も眉毛太過ぎでそんなことばかり気になってました。
ですがサーカス団の描き方が美しいです。昔からサーカスに憧れがあったのでそのまま読み進めました。
そうするとどんどん引き込まれていきます。絵の微妙さなんて全然気にならなくなりました。このマンガの凄いところは2つのお話を絶妙なタイミングで切り替えながら、最終的にはひとつにまとめる壮大な構成力だと思います。
こっちのドキドキな展開に疲れてきたなと思ったら、のほほんとした話しに切り替わるのがとても読みやすいのです。
そして読み進めてわかる沢山の伏線!!
「あぁー!これがここで繋がるのかー!」という爽快感がたまりません。
全43巻とけっこうボリューミーではありますが、2つのマンガを読んでいるようでさくさく読めます!
そしてなんとももどかしいヒーローとヒロイン。許してやれよ!愛してるんだろ!と叫びたくなる恋模様。いや、恋じゃない、愛です。
マサルの人間性も素晴らしく大好きです。敵にも優しい少年。
愛と夢と希望、そして努力にバトル要素全てが入った素晴らしいマンガです!