キャッツ

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キャッツ
8

私は大好き!

映画公開時は賛否両論があり、見る勇気が出なかった映画版キャッツ。
普段からミュージカルや舞台、ファンタジーが好きな私にとっては、とても良かった!
確かにストーリー性を問われると、普段ミュージカルに免疫のない人にとっては退屈なのかもしれない。
また、劇団四季のキャッツが大好きな人にとっても、賛否が分かれるのもよく分かる。
舞台版のキャッツと比べるなら、見てはいけない。まったく別のファンタジー映画だと思う。
今回の映画版のために作られた「ビューティフル・ゴースト」も、とてもきれいな曲だった。
字幕、吹替ともに見たが、どちらも各俳優が素晴らしく猫に合ったキャラクターが出せていたし、歌が素晴らしかった。
特に吹替のメンバーである葵わかなと山崎育三郎は、ミュージカル好きにはたまらなかった(もちろん美女と野獣の吹替に敵うものはないし、山崎育三郎がまた吹替やるの?とも正直思ったが)。
葵わかなの透き通った優しい声が、主人公(と呼んで良いのかは分からないが)のヴィクトリアの雰囲気に良く合っていた。
個人的には、終盤で手品師のミストフェリーズがみんなに応援され頑張るシーンが好きで、何度も見た。
舞台版キャッツにこだわりがなく、突然歌い出すミュージカルに抵抗がなく、猫人間にも違和感を抱かないファンタジー好きの人にはぜひ見てほしい。