15時17分、パリ行き / The 15:17 to Paris

15時17分、パリ行き / The 15:17 to Paris

『15時17分、パリ行き(The 15:17 to Paris)』とは、2018年にアメリカで公開された映画である。2015年に起きた高速鉄道内での銃乱射事件を題材に、事件に立ち向かったスペンサー・ストーン、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトスの3人の青年を描く。メインキャラクターの3人の青年は、実際に事件に遭った当事者が演じた。

kkk333のレビュー・評価・感想

15時17分、パリ行き / The 15:17 to Paris
9

最後に感動が…

映画を見る前はCMなどで流れているテロリストとの戦うシーンが多いのかと思っていました。しかし、実際は3人の主人公の子供時代からの生い立ちにフォーカスを当てている作品です。
テロリストとの戦いだけを中心に映画を作ると観客にこの物語の大切な部分が伝わらないという意味でか、子供時代からの3人の関係性をメインに構成されていると思います。
その点ではやはりクリント・イーストウッドは偉大な映画監督だと感心しました。しかし、友達は戦闘シーンが中心だと思っていて残念だと肩を落としていました。ここは意見が分かれると思います。個人的にはいいと思うのですが…
また、この映画の戦闘シーンはかなりグロテスクな部分が多いです。首をナイフで切られたりして流血したりしてます。苦手な人は気をつけた方がいいと思います。ですがその分リアルで見ていても緊張して体が熱くなりました
そしてこの映画は最後の最後に観客の心を掴んできます。それまでの子供時代の物語が全て繋がりグッとくるものがありました。
この映画は失敗して学んだことが後々生きてくるという部分もあるので、今悩んでいる人や失敗してしまい落ち込んでいる人に是非見てもらいたいです。初めてもう一度見に行きたいと思う作品でした。