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主人公のひねくれ具合がたまらない
千葉のとある高校にある部活動『奉仕部』に、友達がおらず、捻くれ者の主人公『比企谷八幡』が訪れたことにより、物語は動き出します。私がこの作品をオススメする理由は、読んでいて感情が揺さぶられたからです。校舎を照らす夕暮れの描写や、主人公が基本ぼっちで捻くれた考えを持っているところ、同級生との何気ない会話など、それらの何気ない部分が、人間の持っている様々な感情を揺さぶってくるのです。奉仕部の部室に行った八幡は、部長で、学内の有名人『雪ノ下雪乃』に出会います。最初はお互いあまり良い印象がなく、言い合いを繰り返していましたが、「生徒の悩みを解決する」という奉仕部特有の活動を行ううちに、お互いに信頼関係が築かれていきます。最初の依頼主であり、もう一人の部員でもある『由比ヶ浜結衣』は、交友関係が広く、社交的な性格の持ち主であるため、人付き合いの苦手な二人にとっては、とても重要な存在になります。ただの学園ドラマ以上の面白さは必見!是非読んでみてください。