Tuxedo

Tuxedo

Tuxedo(タキシード)とは、アメリカのディスコ・ファンク・ユニット。カリフォルニアを中心に活動するシンガーソングライター兼プロデューサーのメイヤー・ホーソーンと、シアトルを拠点に50セントやデ・ラ・ソウルらを手がけてきたヒップホッププロデューサーのジェイク・ワンによるデュオである。
2006年に互いのミックステープを交換し始めたことからコラボレーションが始動。シックやシャラマー、ザップといった1980年代のファンクやディスコ、ブギー・サウンドをベースに、1990年代の西海岸ヒップホップのテイストやレトロなソウル、AOR、ポップスを巧みに融合させた音楽性を特徴とする。2013年の始動当初は匿名グループとして活動していたが、後に正式なメンバー構成を公表した。
2014年末にリードシングル「Do It」を発表。2015年にリリースしたデビューアルバム『Tuxedo』は、日本でもFMラジオ局J-WAVEのチャート番組「TOKIO HOT 100」で最高2位を記録し、人気俳優がテレビ番組で言及するなど一大旋風を巻き起こしてロングセラーとなった。これ以降、来日公演はいずれも大盛況を博している。2017年にはEPの楽曲「Fun With The Fux」「Special」「July」や、米国の人気テレビ番組でライブ披露され話題となった新曲「2nd Time Around」などを収録したセカンドアルバム『Tuxedo II』をリリース。2019年にはサードアルバム『Tuxedo III』を発表し、世界的なツアーを行うなど精力的な活動を続けている。

chat-blancのレビュー・評価・感想

Tuxedo
8

チル&程よいメリハリ=Tuxedo

ネオソールアーティストの『メイヤー・ホーソーン』と、ヒップホッププロデューサーの『ジェイク・ワン』。この2人が結成した『Tuxedo(タキシード)』は、Stones Throw Recordsからデビューした、コラボレーションユニットです。ジャンルは『ファンク』や『ディスコ』に分類されるのが一般的ですが、全曲通じてビート、リズムがとっても心地よく、強すぎず、速過ぎないので、個人的には『チルポップ』にカテゴライズしても違和感は無いかと思います。ダフト・パンクの『Get Luckey』や、ブルーノ・マーズの『Treasure』が世に広めた感のあるこれらのジャンルですが、それより数年早い2007年には、2人はこの聴き心地の良いジャンルを生み出し、この音楽を提供していたということにも驚きです。声質はほどよく低く、ほどよくシャープ。歌い方も良い意味で主張が少なく脱力感があるので、ドライブや作業中のBGMとしても最適です。中でも『Do it』という曲が、かなりおすすめです。他の多くの曲でも言えるのですが、ピアノの音がアクセントになっていて、ディスコミュージックらしからぬ爽やかさが特徴です。ミュージックビデオはあえて80〜90年代の映像を意識したような作りのものが多く、音とのミスマッチ感が逆に心地よく仕上がっています。このなんとも言えない不思議な感覚、ハマります。