幸せを形にする作品
流行の最先端とも言える異世界シリーズです。
また、テレビなどでは食レポドラマ、某居酒屋の主人のアットホームなドラマなど、まさにトレンドと言えます。
読んだ感想では、作者の家庭料理に対する愛情を感じました。
私はおでん、肉じゃが、ナポリタン、ポテトサラダ等、家庭料理が大好きです。皆さんは何が好きですか?こんな話が出来るのは、私達を育んだ、家庭料理を皆さんも愛していて幸せな気持ちになるからだと思うんです。
そうして、もう一つ重要な事もあります。皆さんには普段食べ慣れているもので、こっそり人と共感してほしい気持ちってありませんか?
私にはあります。例えば、私の家の唐揚げのような普段作ってもらってるもので、いつも美味しいと思っていると、父の会社の同僚や親戚がお泊りに来たとき等、それを食べているときの美味しそうな顔が、いつも思い出され、ほっこりした感情になります。きっと作者はそういった幸せな気持ちを描き出したいのだと私は思いました。
人が1番幸せな気持ちになるのは、意外な人物、知らなかった人と同じ喜びを感じ取り、コミュニケーションがとれることではないのでしょうか?私はこの本を読んでくれた人が日本食を知り、知らない国の人が日本食を食べたとき、幸せな気持ちになる漫画だと思います。