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皆違って、皆いい!!
主人公だけでなく、出てくるキャラクターひとりひとりに個性があり、見ていてどのキャラクターにも愛着が持てる。ここまで色々な登場人物に愛着を持てる漫画も珍しい。また、アニメの構成やテンポがよく、飽きがくることが全くない。最初から最後までハラハラドキドキし、不思議と主人公に感情移入できる。主人公の科学に対する情熱が色々な人たちを動かし、失敗しながらも常に試行錯誤し続けていくところが見ていて面白く、元気が出る。また、今当たり前にある様々なテクノロジーが、頭の良い人、ものづくりが得意な人、運動が得意な人など様々な人たちによって築き上げられているということを再認識した。人にはそれぞれ得意なことや不得意なことがあり、偏った知識や力だけでは文明を築き上げることができないといったような思いが、作品の中に込められているように感じる。そして個人的にとても気に入っているのが、アニメで世界的有名歌手のキャラクターが歌うシーンである。曲がとても素晴らしく、感動を覚えた。鳥肌ものの曲で、アニメの為に作られたとは思えないほど、素晴らしい曲である。歌が人に与える力は偉大だ、と思えた作品でもある。