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何故か少年誌で連載している、下ネタ4コマ漫画
ひょんなこときっかけで、元女子高の生徒会副会長になった主人公が、生徒会の役員や顧問、学校の部活動のメンバー、他校の生徒会などの下ネタに振り回されるという内容。面白い点は、『週刊少年マガジン』という少年誌で、あろうことか下ネタ一本で勝負しているところ。そして、少年誌で取り扱える下ネタのボーダーを意識して作られているところにある。その上、なぜかラブコメ要素も持ち合わせているからこそ、面白い。実質、ハーレム状態であるにも関わらず、下ネタによって主人公が可哀そうな目に合っているところ、毎回笑ってしまう。逆に悪い点は、大体がエロボケで構成されているので、非常に人を選ぶ作品になっているところだ。個人的には、10段階評価の10にしても良かったのだが、胸を張ってお勧めできるかというと、そうでもない。こっそりと評価された方がいいのではないか、とすら思ってしまう。うっかり古本屋で単行本を1冊立ち読みしたら、下ネタの多さに胸焼けしてしてしまう人もいる。実際私は最初読んだときに「ちょっとキツいな」と思ってしまった。しかし、下ネタで10年以上飯を食っている作者の作品だけあって、構成が抜群に良いので、このレビューを見て気になったら読んでみるのもいいのではないだろうか。