絵がとてもきれい
浅野いにお先生の独特な世界観から生み出された『おやすみプンプン』。この作品は似たような作品は全くありません。この作品でしか味わえない世界観があります。
途中少しグロテスクなシーンもありますし、ヒロインの女の子がメンヘラ気質なこともあって、なかなかの鬱マンガではありますが、この作品を読み終わった後には考えさせられるものがあります。
絵がリアルで、出てくるキャラクター一人一人のキャラの濃さも、表情も、感情も、すべてがこの作品オリジナルでほかの作品とは一風変わっています。
主人公の男の子が落書きのようなイラストで描かれていて、絵的には少し不思議な感じなんですけど、ヒロインの女の子への気持ちや、自分の信念などがきちんとかかれていて、最終的にはなんでこんな形で書かれているのかなど、いろいろなことが理解できるようになってきて繰り返し読むのがおすすめな作品です。
ヒロインの女の子の感情や考え方、発言にはここまで人を好きになれたり愛せるのは素晴らしいことなんだなと感心させられるほどでした。
ヒロインの女の子は笑うとすごくかわいらしい女の子です。
ラストに近づくにつれてどんどん話が盛り上がっていくので目が離せなくなります。
まずは表紙だけでもいいので見てもらうことをお勧めします