思春期真っただ中の男子から、お母さんまで。
最近私はアニメあひるの空にはまっています。中学生の息子に「お母さんが好きそうなアニメがあるよ」と紹介されて以来、本人よりはまってしまっています。アニメ放送が待ちきれなく結局その当時発売されていた50巻までを大人買いしてしまいました。昔懐かしい?もしくは当時は多感な思春期で青春を謳歌できなかった母親父親世代にもピッタリのスポ根アニメです。
主人公そらは男子高校生。バスケットが大好き。長野県から病気のお母さんが入院している神奈川県まで転校して来ました。おばあちゃんの家に下宿しながらバスケができる事を胸に高校へ通い出しますが、その高校には形ばかりのバスケ部しかなく、部室は不良のたまり場になっていました。そらは部員を集め、バスケ部を復活させるところから始めます。インターハイ出場を目指して。
そらは自分の低身長を嘆くのではなく、それも受け入れたうえで試合に出る為、戦うために3ポイントシュートを身につけ、精度を上げる為にただひらすら努力をするタイプ。その姿に感化され、キャラの濃い仲間たちが集まり、チームになっていきます。漫画なのに浮世離れしすぎず、積み上げて積み上げて、それでも結果が出るとは限らず…という作者は完全にマゾだなと思いながらもバスケの面白さ、試合のスピード感等々に引き込まれ読みだしたら止まらない漫画です。